コーヒーと言い分はブラックで(7days coffee)

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妻に逃げられた喫茶店マスターの前に現れた謎の女客と7日分のコーヒーを

※改行など修正・更新いたしました(2019/12/11)  日本海側に位置する田舎の地方都市、駅前の商店街の外れにひっそりと佇む喫茶店がある。マスターの幡野はこの店の二代目で、東京で営業をしていたが脱サラして亡くなった父親である先代の店を継いだ。ほそぼそと営業するも、駅前にできた県民念願の「スター●ックス」に客を取られて久しい。閑古鳥が泣く店には、すっかり中年オヤジになった幼馴染の藤田だけが集い「お前のところでタダでコーヒー飲めるから重宝してるわ」とからかわれている。  店からいなくなったのは、父親と客だけではない。一昨日、嫁まで家を出て行った。高校時代の同級生で、ともに東京からの出戻り同士。甲斐性の無い自分に呆れながらも、家出した嫁からは音沙汰なし。大した売上もなく、タダのコーヒーを淹れ続けていたある日、地元では見かけない一人の女性客が来店する。旅行鞄ひとつの30台前半の女は、さみしげな顔をして色気があった。店主は思わず妄想を広げる。 カウンターでマスターの幡野が淹れたコーヒーを飲みながら、女がコーヒー同様のブラックな告白をする。  「私、人を殺してきたんです」   田舎街のじいさんばあさん軍団相手の接客の中、翌日から毎日来店する女は、ぽつりぽつりと己の事情を語り出す。そして、「コーヒーおいしいのに、何でお客さんが他に居ないの?」 と何故か、コーヒー店が少しでも繁盛するように、女は店を手伝うようになる。そして『招き猫』と自称する女がいることで、ポツリポツリと新規客が増えていく。嫁が音信不通の中、マスターの幡野は素性を明かさない女の言い分に耳を傾けながら、 コーヒーを淹れる楽しみを思い出していく。 そんなある夕方、一人の青年が女を探しにやってきて…。  砂糖なしミルクなし、ブラックなコーヒーとそれぞれの言い分と謎とは?

妻に逃げられた喫茶店マスターの前に現れた謎の女客と7日分のコーヒーを

※改行など修正・更新いたしました(2019/12/11)  日本海側に位置する田舎の地方都市、駅前の商店街の外れにひっそりと佇む喫茶店がある。マスターの幡野はこの店の二代目で、東京で営業をしていたが脱サラして亡くなった父親である先代の店を継いだ。ほそぼそと営業するも、駅前にできた県民念願の「スター●ックス」に客を取られて久しい。閑古鳥が泣く店には、すっかり中年オヤジになった幼馴染の藤田だけが集い「お前のところでタダでコーヒー飲めるから重宝してるわ」とからかわれている。  店からいなくなったのは、父親と客だけではない。一昨日、嫁まで家を出て行った。高校時代の同級生で、ともに東京からの出戻り同士。甲斐性の無い自分に呆れながらも、家出した嫁からは音沙汰なし。大した売上もなく、タダのコーヒーを淹れ続けていたある日、地元では見かけない一人の女性客が来店する。旅行鞄ひとつの30台前半の女は、さみしげな顔をして色気があった。店主は思わず妄想を広げる。 カウンターでマスターの幡野が淹れたコーヒーを飲みながら、女がコーヒー同様のブラックな告白をする。  「私、人を殺してきたんです」   田舎街のじいさんばあさん軍団相手の接客の中、翌日から毎日来店する女は、ぽつりぽつりと己の事情を語り出す。そして、「コーヒーおいしいのに、何でお客さんが他に居ないの?」 と何故か、コーヒー店が少しでも繁盛するように、女は店を手伝うようになる。そして『招き猫』と自称する女がいることで、ポツリポツリと新規客が増えていく。嫁が音信不通の中、マスターの幡野は素性を明かさない女の言い分に耳を傾けながら、 コーヒーを淹れる楽しみを思い出していく。 そんなある夕方、一人の青年が女を探しにやってきて…。  砂糖なしミルクなし、ブラックなコーヒーとそれぞれの言い分と謎とは?

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作者情報

初めまして。 未苑真哉(ミソノマヤ misonomaya*)と申します。  * 現代小説メインに「誰にも言えない想い」や「あの頃の気持ち」を風化させないために、文を紡いでおります。  * ★2018年『TOブックス大賞』で最終選考9位以内の結果を頂くことが出来ました。 ご興味のある方、ぜひご一読のほどお願い致します。 https://estar.jp/official_contests/157390 『アウェイ』 バンド追っかけのアラサーOLを主人公にした小説です。 随時更新は、上記別サイトがメインとなります……m(_ _)m  * 「永遠の14歳」を言い張るアラフォー2人によるユニット 「wishing spring(ウィッシングスプリング)」の名で活動しております。 ★ブログ★  https://profile.ameba.jp/ameba/wishing-spring/