ロカゼミ

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蝉×奇跡×少年×少女

左くん:LINEノベルでの3作品目です。司さんの助言を受けて、前の2作よりも短い物語を考えてみました。どうでしたか? 司さん:わたし、セミ、苦手。 左くん:あー、そういう人、いますよね。でも、大抵は女の子ですけどね。 司さん:わたしは女の子です! 左くん:っていうアピールをしなければならないほど、日ごろからご自身の醜態に苦しんでいるんですね。 司さん:あ? ぁあ? ワレ、わしにケンカ売っとんか!? お? おぉ!? にこにこ。 左くん:ニコニコしながらのドスの効いた声が怖いなー。シナプスの繋がり方が正常ではないんでしょうね。大丈夫ですか? 司さん:オ!? ワレ! スイカに太いストロー突き刺して果肉ごと果汁チューチューしたろうか! お? にこにこ。 左くん:それって、ロカゼミですよね。 司さん:きゃ、こわい~ぃ。 左くん:……えーと、そろそろ紹介に入っていただけませんかね。 司さん:わたし、一郎くん、嫌いじゃない。 左くん:え~と……あそう、で、そりゃまたなんで? 司さん:だって、一途じゃないですか。あそこまで惚れられたら、女の子は落ちますね、普通。 左くん:でも、明美ちゃんは落ちてませんよね? 落ちそうだけど。 司さん:これから落ちるんだって、絶対そうよ! 左くん:はいはい、そうかもしれませんね。で、そのですね、そろそろ紹介の方してくださいよ。 司さん:わたし、一郎くんのお母さん、嫌いじゃない。 左くん:……え~と、今回はこの調子で行くのかな? 司さん:だって、一郎くん育てるの、絶っ対、大変だったよ。わたしも小学生の時、同じクラスに一郎くんみたいな男の子いたけど、お母さん、しょっちゅう学校に来ていたよ。毎日心配が絶えなかったに違いありませんよ。 左くん:そうだったでしょうね。司さんは、その男の子と仲良くしてあげていたんでしょうね。 司さん:「あげていた」? これは出ましたよ、上から目線の問題発言! その表現は、個性に対する偏見ですね。じゃあ何ですか? ハンデのある人間は、ない人間に劣っているのですか? 左くん:そういうつもりで言ったんではないですよ。……でも、不快にさせてしまったようですね。すみませんでした。 司さん:ん、よし、赦してつかわす。にこにこ。 左くん:怒っていたと思ったら、瞬時に微笑むことができるんですね。すごい切り替えですね。状況を180度方向転換させる能力、という点では、この作品の中に出てくる奇跡を起こすセミのようですね。 司さん:わたし、セミ、嫌い。 左くん:……みなさん、これで読む気になれます? 司さん:あとね、あと、わたし、中島先生、好き! 左くん:あー……はいはい……。

蝉×奇跡×少年×少女

左くん:LINEノベルでの3作品目です。司さんの助言を受けて、前の2作よりも短い物語を考えてみました。どうでしたか? 司さん:わたし、セミ、苦手。 左くん:あー、そういう人、いますよね。でも、大抵は女の子ですけどね。 司さん:わたしは女の子です! 左くん:っていうアピールをしなければならないほど、日ごろからご自身の醜態に苦しんでいるんですね。 司さん:あ? ぁあ? ワレ、わしにケンカ売っとんか!? お? おぉ!? にこにこ。 左くん:ニコニコしながらのドスの効いた声が怖いなー。シナプスの繋がり方が正常ではないんでしょうね。大丈夫ですか? 司さん:オ!? ワレ! スイカに太いストロー突き刺して果肉ごと果汁チューチューしたろうか! お? にこにこ。 左くん:それって、ロカゼミですよね。 司さん:きゃ、こわい~ぃ。 左くん:……えーと、そろそろ紹介に入っていただけませんかね。 司さん:わたし、一郎くん、嫌いじゃない。 左くん:え~と……あそう、で、そりゃまたなんで? 司さん:だって、一途じゃないですか。あそこまで惚れられたら、女の子は落ちますね、普通。 左くん:でも、明美ちゃんは落ちてませんよね? 落ちそうだけど。 司さん:これから落ちるんだって、絶対そうよ! 左くん:はいはい、そうかもしれませんね。で、そのですね、そろそろ紹介の方してくださいよ。 司さん:わたし、一郎くんのお母さん、嫌いじゃない。 左くん:……え~と、今回はこの調子で行くのかな? 司さん:だって、一郎くん育てるの、絶っ対、大変だったよ。わたしも小学生の時、同じクラスに一郎くんみたいな男の子いたけど、お母さん、しょっちゅう学校に来ていたよ。毎日心配が絶えなかったに違いありませんよ。 左くん:そうだったでしょうね。司さんは、その男の子と仲良くしてあげていたんでしょうね。 司さん:「あげていた」? これは出ましたよ、上から目線の問題発言! その表現は、個性に対する偏見ですね。じゃあ何ですか? ハンデのある人間は、ない人間に劣っているのですか? 左くん:そういうつもりで言ったんではないですよ。……でも、不快にさせてしまったようですね。すみませんでした。 司さん:ん、よし、赦してつかわす。にこにこ。 左くん:怒っていたと思ったら、瞬時に微笑むことができるんですね。すごい切り替えですね。状況を180度方向転換させる能力、という点では、この作品の中に出てくる奇跡を起こすセミのようですね。 司さん:わたし、セミ、嫌い。 左くん:……みなさん、これで読む気になれます? 司さん:あとね、あと、わたし、中島先生、好き! 左くん:あー……はいはい……。

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エピソード

完結 9 (19,221文字) 2020.04.22更新

作者情報

数年前、出版業界ではそこそこ名の知れたB社に初めて書いた小説を投稿しました。入選はしなかったもののお褒めの言葉をいただき、気分を良くして以来、自分のペースで小説を書いています。 どうぞよろしくお願いいたします。楽な気持ちで読んでいただけると嬉しく思います。