開幕前

出会い(1)

シキ

シキ

2020.04.06

今日が始まって一言目

「はぁ〜、学校めんどくさい。」

朝早く起きると同時にそんなことをつぶやく

窓から入ってくる朝独特の冷気が部屋の中に入り込んでくる

「寒っ」

カーテンを開けに行くついでに窓も閉める

なんで窓閉め忘れるんだろう

学校に行くために制服に着替える

黒っぽい紺色のスカート

半袖のシャツに赤いリボン

その上に

外が黒、中が赤色のお気に入りパーカーを着る

荷物を持ってリビングへ

顔と手を洗ってお弁当を作る

1段目が日の丸弁当

2段目はミートボール、たこさんウィンナー

レタス、トマト、冷凍グラタン

お弁当の余り物を朝ご飯にして

家を出る前に

「行ってきます」

バタン


「はぁ、はぁ、はぁ 疲れた」

走ってます

いつも遅刻ギリギリだから朝早く起きたのに

なんで遅刻ギリギリなんだ!

ゲームをしてたからだよぉ!


遅刻ギリギリだけどついた

瞬きと同時にクラスのドアを開ける




一面芝生だ

風は気持ち良く丁度いい心地良さ

周りにはぷるぷるしている、

青色の透明な生き物が動いている

空にはなにか赤い生き物が飛んでいる

水澄 彩香は―何も考えられなくなっていた

ただ一言

「ここ…どこ?」

唐突すぎて理解が追いつかない

というか日本語もあってる?喋れてる?

…とりあえず今の状況を整理しよう

私はクラスの扉を開けて

瞬きして目を開くといつの間にかここにいた

私は芝生に突っ立って周りをぼーっと眺めてて

周りにはぷるぷるしてる青い生き物…

スライ、ム?…が居て

空には赤い…ドラゴンだ……。

…あっ、あぁなるほどわかったぞ

ここは"異世界"だ

「え?は?えっ、異世界?夢だよね」

すっと無意識に思いっきし自分の頬をぶっ叩く

バチン!

「いっっっっ!痛っ!?」

ものすごく頬が痛い、じんじんする

っていうか、

「痛いって、夢じゃ…ないの?」

驚き過ぎて声が出ない、こんなことって本当にあるんだ…

こういう時って最初に何するんだっけ

ラノベとかでよく異世界もの読んだりするけど

最初にすることはギルドに行くんだよね

でもここ街じゃなくない?

右も左も分からないのにどうすればいいの?

詰んでない?

いや、待て最初が山のものもある。

そういうのは、誰か人を見つけるか、動物や魔物を倒して食べてたのを覚えてる。

動物いるかな?

そう思い、周りを見渡すと芝生がずっと向こうまで途切れ途切れに広がっていた。

そうだったぁ、一面芝生なんだった忘れてた。

他には私みたいなシチュエーションのものもあるかもしれないけど私は知らない。

人を待つしかないかぁ…

動いた方がいいのかな?

走ったからか知らないけどお腹空いたなぁー

数十分後〜

…スライムって、食べれるのかな。

食べないけど、なんかみずみずしくて

きな粉かける前のわらび餅みたいで美味しそう

数分後〜

なんかスライム達が集まってるなー

何してんだろう、

「ふわぁあ〜」

眠い、寝よ

数時間後〜

目が覚めて周りを見ると少し空がオレンジっぽくなってきた。

4時くらいかな…

ん?

「何してるの?スライムくん達」

スライムは私を囲う形で近づいてくる

やばいやつだ…

さっきまでの状態のスライムなら飛び越えて逃げれるけど、スライム達はひとかたまりになって

確実に大きくなっているから飛び越えられない、その上、合計3匹に囲まれて逃げ道がない。

所詮スライムだって思ってなにも考えていなかったけど、スライムも魔物だ。

…嫌だ、まだ死にたくない

やりたいこといっぱいあるのに。

スライムは私を吸収しようとする。

あぁ、これ死ぬ

「だれか…助けて、死にたく…ないよ」

コメントがありません。