始まりの街

シキ

シキ

2020.04.19

そのあとは特に何事もなく街についた

なんで魔物が現れなかったのか聞いてみると


「昨日紹介した、使い捨て魔物避け道具を使ってるからですよ。まぁ強い魔物には聞きませんけどね」


スライムは、冒険者にとっては弱くても

冒険者ではない人達からしたら強いらしいから便利なのだそう


わぁお、私が知ってる異世界とは格が違う

そうこうしているうちに門の前についた


ガシャンッ


前を見ると、門番の人が門を塞いでいた

「"アカル"をおみせください」

するとティアラがじゃらりと首飾りを

ポケットから取りだし、門番に見せつける


透明色の水色がキラキラと光るそれは、

紋章の装飾を施されていた


「失礼しました、お通りください」

門を普通に通ると、ティアラが驚いていた

「"アカル"を見ても何も思わないのですか?」

「え?なんで?」

「水色の"アカル"は貴族の印なんだぞ」

え、ということはやっぱり

「じゃあ、ティアラは貴族なの?」

「そ、そういうことになりますね」

「すごっ!」

「…」

「…」

「…」

「立ち止まるのもあれなので早く行きましょう?」

「そうですね、行きましょう」

「お腹減ったぞー」

たにしかにお腹がすいた


2〜3分後

「ところでどこに向かってるんです?」

何も考えずについてきていたので

ここがどこかも分からない

迷子になりそう…


「ギルドですよ、さっきお腹減ったとアナスタシアが言っていたので」

「ミスミは、冒険者じゃないだろ?

ついでに冒険者カード作ろう!」


冒険者カード?っていうとあれか、

スキルとか職業とか書かれてるやつ


「作らなくていいですよ、

ミスミさんも他の仕事があるだろうし」

「わかりました!作りましょう!」

「って、ええー!?仕事は大丈夫なんですか?」

仕事、やってないよね

「仕事はしてません」

「ええ!?ニートなんですか?」

ニートて…


「ミスミ、ニートって何?」

ニート、ニートかあ

「ニートは働かずに親のお金で暮らしてる人?

いや、違うわそれじゃぁ私もニートになる」


ニヤリとアナスタシアが笑うと

「ミスミってニートなんだぁ」

と嘲笑ってきた


「こら、アナスタシア!ふざけの度が過ぎます」

「いいんです、説明出来ない私が悪いんですから」

ニートになれるものならなりたいとは思ってたし

まぁ、本気ではないけど…うん。


「からかってごめんなミスミ」

あやまってる、えらい!

「いいよー、アナスタシアならなんでも許せそう」

頭をナデナデするとケモ耳がふわふわしているのが分かる


「そういえば、アナスタシアさんケモ耳あるけど」

「ご飯食べながらでいいですか?」

そういえばそうだった

「はい、大丈夫です」


ギルドの大きな扉を開けると、そこにはかわいい受付嬢が居た

「ようこそ、冒険者ギルドへ!

本日はどのような御用でしょうか?」

…受付嬢って、ある程度胸があるイメージだったんだけどなぁ

「ランチとこの人の冒険者カードを作りに」

「わかりました、ご注文はいかがなさいますか?」

そう言ってメニューを見せてくる


・アイラチュのパスタ ・ラグラン ・バラ炒め

・スイラモ ・四季芋スープ ・ミラルケーキ…

などがあった


「何がいいですか?」

「ラグランがいいです」

イメージ画がグラタンで美味しそう


「お子様セットがいい!」

お子様セット?どこにもかいてないけど

「お子様ってなんですか?」

「全部の料理がひとつのお皿に盛り付けされてるんです」


「私は四季芋スープで」

「かしこまりました。少々お待ち下さい」


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