ギターと夏と女子中学生と、ブラックホール

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おい、カエル!なんとかして私を助けろ!

「15歳の誕生日の日没までに糸車で指を刺して死ぬ」という呪いを解くため、未来に転送された王女セラ。召使いのカエルと、使用人のサリエルと一緒に、転送先の現代で、何気ない日々を送っていた。 14歳の夏、秋の合唱コンクールに向けて励みながら、自分の夢を追っていたセラ。いつか、ミュージシャンになる。その夢を背に、アキラと千冬、そしてセラの3人で結成したバンド、「Unidentified(仮)」。 親友たちとの日々、蝉時雨の夏休み、将来のこと、それぞれの日常と生活。一夏の青春と冒険が彼女たちの間を交錯しながら、目まぐるしく過ぎていく1日の先で、明るい未来と、新しい1日が待っているはずだった。 そんな矢先、登下校の道中に、セラは謎の人物と遭遇する。その人物は、セラにこう言った。 「お前にかけられた呪いは、まだ解けていない」 自らにかけられた呪いを解くために、セラは問い質すが、呪いを解く方法は無いと告げられてしまう。そんな中起きた、台風9号。数日経っても降り止まない雨。サイレンが鳴る街の片隅で、学校に避難してくる街の人。連絡がつかない友だち。 もしも、「自分が死ぬ運命」にあるなら、その前にできることはなんだろう? セラは走る。呪いを解くことはできなくても、今、この足でまっすぐ向かえる「場所」があることを、信じて。

おい、カエル!なんとかして私を助けろ!

「15歳の誕生日の日没までに糸車で指を刺して死ぬ」という呪いを解くため、未来に転送された王女セラ。召使いのカエルと、使用人のサリエルと一緒に、転送先の現代で、何気ない日々を送っていた。 14歳の夏、秋の合唱コンクールに向けて励みながら、自分の夢を追っていたセラ。いつか、ミュージシャンになる。その夢を背に、アキラと千冬、そしてセラの3人で結成したバンド、「Unidentified(仮)」。 親友たちとの日々、蝉時雨の夏休み、将来のこと、それぞれの日常と生活。一夏の青春と冒険が彼女たちの間を交錯しながら、目まぐるしく過ぎていく1日の先で、明るい未来と、新しい1日が待っているはずだった。 そんな矢先、登下校の道中に、セラは謎の人物と遭遇する。その人物は、セラにこう言った。 「お前にかけられた呪いは、まだ解けていない」 自らにかけられた呪いを解くために、セラは問い質すが、呪いを解く方法は無いと告げられてしまう。そんな中起きた、台風9号。数日経っても降り止まない雨。サイレンが鳴る街の片隅で、学校に避難してくる街の人。連絡がつかない友だち。 もしも、「自分が死ぬ運命」にあるなら、その前にできることはなんだろう? セラは走る。呪いを解くことはできなくても、今、この足でまっすぐ向かえる「場所」があることを、信じて。

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エピソード

連載中 13 (16,241文字) 2020.07.03更新